2001年(平成13年)11月の国連総会で制定。国際デーの一つ。英語表記は「International Day for Preventing the Exploitation of the Environment in War and Armed Conflict」。
戦争や武力紛争は人的被害のみならず環境破壊を引き起こし、さらにその終結後も長年にわたって環境被害が続くことから、環境搾取の実態について啓蒙し、その防止に努めることを目的としている。
人類は戦争において戦死者や負傷した兵士、市民、破壊された都市などを重視してきたが、環境は公にされていない戦争の被害者であった。井戸は汚染され、農作物は燃やされ、森林は伐採され、動物は軍事的な有意性を得るために殺害された。
暮らしと生態系を支える天然資源が破壊されれば、恒久的な平和は不可能であるため、国連は環境に対する行動が紛争予防・平和維持・平和構築の戦略の一部として確実に実施されることを重要視している。
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