長野県松本市に本店を置き、ヨーグルト・デザート・チルド飲料の製造・販売などを行う安曇野食品工房株式会社が制定。
日付は台湾で人気のあった「珍珠奶茶」(タピオカミルクティー)を2002年(平成14年)11月に同社が日本で初めてチルドカップ容器で製造・販売したことと、当時この商品の別名が「Q-PON」(キューポン)と呼ばれたことから、そのQ(9)を組み合わせて11月9日とした。同社のタピオカ入りの商品をPRすることが目的。記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
同社は、1998年(平成10年)に豊かな自然に囲まれた信州の地で創業した会社で、長野県松本市大字笹賀に本店を持ち、東京都中央区築地に本部を置く。企業理念である「笑みある」食卓、食シーンを通して人のこころをつなぐ食品会社を目指している。
そんな同社の商品として「TAPIOCA TIME タピオカミルクティー」がある。もちもち食感のブラックタピオカが入った、デザート感覚のミルクティーである。また、アッサム茶葉を100%使用している。
タピオカを使用した商品として、他にも「Little Asia タピオカ入りココナッツミルク」がある。濃厚な味わいとさっぱりとした後味のココナッツミルクに、もちもちのタピオカパールが入っている。
タピオカとは、トウダイグサ科のキャッサバという植物の根茎(こんけい:地下に伸びる茎が肥大化したもの)から製造したデンプンのことである。
キャッサバは、南米、北東ブラジルが原産だが、その根茎に多くのデンプンを持つことから世界各地で重要な作物として栽培されており、食用や工業原料として広く利用されている。タピオカは、菓子の材料や料理のとろみ付け、つなぎとして用いられる他、紙の強度を上げるための薬剤の原料としても重要である。
キャッサバデンプンを「タピオカ」と呼ぶのは、ブラジルの先住民のトゥピ語で、デンプン製造法を「tipi'óka」と呼ぶことに由来する。