神奈川県川崎市高津区に本社を置き、文具や事務用品を手がける日本理化学工業株式会社が制定。
日付は同社のマーカー「キットパス」(kitpas)は棒状なので4本並んでいる形と似ていることから11月11日としたもの。また、この日は同社の社長・大山隆久(おおやま たかひさ)の誕生日でもある。
キットパスはもちろん、同社の製品をより多くの人に知ってもらい、製品や会社のファンが集う日とすることが目的。また、キットパスを世界ブランドに成長させ、世の中をより良くしていくシンボルの日にとの願いも込められている。
記念日は2020年(令和2年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。この日を記念して、キットパスを使って描いた絵をSNSに投稿するイベント「#kitpasmoment2020」(キットパスモーメント2020)が実施される。
「キットパス」は、同社が製造・販売するホワイトボードやガラス、プラスチックなどの平面であれば描け、濡れた布などで消すことが出来る環境固形マーカーである。
その他に、画用紙へのお絵描きでもスラスラと描け、水でとかして絵の具のように使うことも出来る。また、主原料は口紅などに使われるパラフィンであり、子どもにも安心・安全で、環境や体にやさしい筆記具である。
同社は、1937年(昭和12年)2月13日、大山隆久の祖父である創業者・大山要蔵(おおやま ようぞう)により東京都大田区蒲田で設立された会社である。「キットパス」の他にも、大量に廃棄されるホタテの貝殻を活用して作る、環境負荷の低減に配慮した「ダストレスチョーク」なども製造・販売している。