埼玉県が1971年(昭和46年)に制定。
1871年(明治4年)のこの日、廃藩置県によって埼玉県が誕生した。1871年(明治4年)に埼玉県と入間県が誕生し、1873年(明治6年)に入間県は群馬県と合併して熊谷県となったが、1876年(明治9年)に熊谷県の一部が埼玉県と合併して、現在の県域となった。
「県民の日」は埼玉県の誕生から100年目に当たることを記念して制定された。この日は県内の公立小・中学校、高等学校において休日となり、県内ではこの日を中心に様々なイベントが開催される。
また、「県民の日記念式典」や「作文コンクール」「絵画コンクール」の実施、県内のレジャー施設や公園、美術館、博物館などの入園料・入館料が無料または割引になるサービスなどが実施される。
埼玉県は関東地方に位置する県で、県庁所在地はさいたま市。首都圏を構成し、都道府県別の人口は2024年(令和6年)10月1日時点で約732万人で、東京都・神奈川県・大阪府・愛知県に次ぐ全国第5位である。面積は約3797km2で全国第39位である。村は、東秩父村の1村のみ。
県域は旧国名の武蔵国の北部であり、関東地方では神奈川県以外の1都4県(東京都・千葉県・茨城県・栃木県・群馬県)に接する。また、中部地方では長野県・山梨県にも接する。日本で8つある内陸県の一つ。
県の木はケヤキ、県の花はサクラソウ、県の鳥はシラコバト、県の魚はムサシトミヨ、県の蝶はミドリシジミ、県のマスコットはコバトン・さいたまっち。
昼間の人口流出が全国1位であり、県南東部を中心に東京のベッドタウンとしての性質が強い。北部には近郊農業が盛んな地域もあり、ネギやホウレンソウ、さといも、小松菜、カブなど産出額が全国3位以内に入る農作物もある。また、面積に占める河川の割合が多いという特徴がある。
県西部の秩父地域は山地や丘陵であるが、それ以外の地域は関東平野の一部を成す平地となっている。東京都心方面への鉄道アクセスは優れるものの、県内を横断する鉄道路線はJR武蔵野線などに限られている。
主な観光地として、国宝の歓喜院(かんぎいん)聖天堂(熊谷市)や長瀞渓谷(ながとろ けいこく)、おくのほそ道の風景地・草加松原、三波石峡(さんばせききょう)、川越、田島ヶ原サクラソウ自生地、牛島のフジ、御岳の鏡岩、稲荷山古墳、鉄道博物館などがある。