全国蒲鉾水産加工業協同組合連合会(現:日本かまぼこ協会)が1983年(昭和58年)に制定。
日付は、「かまぼこ」が初めて文献に登場したのが1115年(永久3年)の祝宴の膳の図に描かれていたものとされており、この年の数字の並びから11月15日を記念日とした。また、昔は11月15日の「七五三」のお祝い料理に、子供の成長を祝って「紅白のかまぼこ」を用意する習慣があったことにも由来する。
一般社団法人「日本かまぼこ協会」は、「かまぼこ」「ちくわ」などの水産ねり製品の製造業者による業界唯一の全国組織「全国蒲鉾組合連合会」として1940年(昭和15年)に設立された。「フィッシュ・プロテイン」(魚肉タンパク質)、「骨なしシーフード」をキーワードに、品質(美味しさ)・安心安全・健康を消費者に届ける業界の発展を目的とする。
同協会は、東京都千代田区神田佐久間町に事務局を置き、多種多様な「かまぼこ」製品の消費拡大、海外市場の拡大、全国蒲鉾品評会・各種研修会の開催などを事業として行っている。
「かまぼこ」(蒲鉾)は、練り製品の一つである。原料魚にはタラ類・サメ類・イトヨリ・ベラ類他の白身魚が使用される。魚の美味しさと良質なタンパク質をそのまま凝縮し、食べやすく生まれ変わったものが「かまぼこ」製品である。
新鮮な魚を原料とした「かまぼこ」はそのままでも食べられる点が魅力である。古くは材料を竹の棒に筒状に巻いて作った。その形が蒲(がま)の穂(ほ)に似ていることから、「蒲鉾」と呼ばれるようになったとされる
「かまぼこ」の種類は豊富で、「蒸板かまぼこ」「蒸焼かまぼこ」「伊達巻」「なると巻」、宮城の特産「笹かまぼこ」、和歌山地方の特産「なんば焼」、大阪の名産「梅やき」、焼津の名産「黒はんぺん」などがある。