全日本きもの振興会が、1966年(昭和41年)の設立の時に制定。また、全国2000店の呉服店で組織する日本きもの連盟も制定。
日付は「七五三」の日に、家族そろってきもので出かけてほしいとの願いから。また、子どもたちの成長を願う日として、きもの姿が似合う日であることから。きものを着る運動のシンボル的な日として、きものの美しさ、文化的な要素をアピールしていくことが目的。
記念日は日本きもの連盟が制定した日として一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。全国各地のきもの業界関係者や省庁、地方公共団体と連携して、この日を中心にイベントが実施される。
「着物(きもの)」とは、元々は「着るもの」という意味であり、からだに着るものの総称、「衣服」を意味する言葉である。また、現在では「洋服」に対して「和服」を総称する言葉でもある。
「呉服(ごふく)」という呼び名は、和服用の織物の呼称の一つで、特に絹織物を指す言葉である。元々は絹織物を指す語として、綿織物・麻織物を指す「太物(ふともの)」と区別されていたが、現在は和服用の織物の総称としても使用される。
女性の正装用の着物は、原則的に結婚式・叙勲などの儀式・茶会など格の高い席やおめでたい儀式で着用される。また、着物などに似せた東洋風の服は欧米では「kimono」と呼ばれる。
「きもの」に関連した記念日として、2月10日は「ふ(2)と(10)もの」(太物)と読む語呂合わせで「太物の日」、5月29日は「ご(5)ふ(2)く(9)」(呉服)と読む語呂合せで「呉服の日」となっている。