こんぶの日(11月15日 記念日)

大阪府大阪市北区に事務局を置き、昆布の生産・流通・貿易に係る総合的な調査研究などを行う一般社団法人・日本昆布協会が1982年(昭和57年)に制定。

日付は「七五三」の日に子ども達に昆布を食べて丈夫になってもらおうとの思いから。

昆布

日本昆布協会は1949年(昭和24年)10月15日に任意団体として設立した。Webサイト「こんぶネット」を運営しており、昆布の秘密や昆布だしの取り方、昆布の歴史、昆布の効能などの情報を掲載している。

こんぶネット

同協会は、昆布及び昆布製品の品質の向上及び需給の安定を図るため、昆布の流通の合理化、加工に関する技術の改善及び消費の拡大に努めるとともに、昆布に関する総合的な調査研究を行うことにより、昆布流通加工業の健全な発展を促進し、もって国民の食生活の向上及び健康の増進に寄与する。

事業内容として、昆布に係る国内及び海外の情報の収集及び交換に関する事業、昆布及び昆布製品の消費者に対する啓もう普及に関する事業、昆布及び昆布製品についての規格の整備及び技術の改善に関する事業などを行う。

コンブ

昆布(こんぶ)は、オクロ植物褐藻綱コンブ目コンブ科に属する数種の海藻及びそれを加工した食品。一般的な表記は生物種としては「コンブ」、食品名あるいは商品名としては「昆布」である。

アメリカのウェブスター辞典などにもそのまま「kombu」として記載されている。かつての松前藩(現:北海道松前町)が名産地であったことから、「松前(まつまえ)」の俗称もあった。

コンブ目(Laminariales)に分類される海藻はコンブ類(英名:Kelp)と称され、世界におよそ130種が知られている。食品関係では松前昆布・日高昆布・羅臼昆布・利尻昆布・浜中昆布のように産地名を冠したものや、長昆布や厚葉昆布のように形態的特徴を冠したものがある。

生物種としては、真昆布はマコンブ、日高昆布はミツイシコンブ、羅臼昆布はオニコンブ、利尻昆布はリシリコンブ、浜中昆布はナガコンブ、厚葉昆布はガッガラコンブにあたる。漢字表記の名称はカタカナ表記の生物種と一致する場合もあるが、一致しない場合もある。

日本語の「昆布」の表記は漢語に由来している。古い和名では「えびすめ」あるいは「ひろめ」と称された。古代日本では『続日本紀』の715年(霊亀元年)10月の記事に「昆布」の語があり、岩手県宮古市周辺にあった閇村(へいむら)の族長が、先祖以来「昆布」を陸奥国府に献上してきた。

関連する記念日として、2月6日は「海苔の日」、5月5日は「わかめの日」、9月15日は「ひじきの日」、9月24日は「海藻サラダの日」となっている。

リンク日本昆布協会Wikipedia

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カテゴリー「11月の記念日」「今日は何の日

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