ボジョレーヌーヴォー(Beaujolais nouveau)とは、フランス・ブルゴーニュー地方の南部の丘陵地帯、ボジョレー地方で作られる赤ワインの新酒のことである。
その年にとれたブドウで作られ、その年の内に瓶詰めされ、その年の11月第3木曜日0時に一般への販売が解禁される。
当初、解禁日は11月15日だったが、この日が土日にあたるとワイン運搬業者が休みになってしまうため、1985年(昭和60年)より11月第3木曜日に改定された。解禁日は、早出し競争による品質低下を防ぐために設けられたものである。
日本は時差の関係から、世界の先進国の中で最も早く解禁の時を迎える。かつては、11月第3木曜日の0時までは、日本の税関を通過出来なかった。24時間営業のスーパーマーケットやレストラン、バーなどでは、イベントも兼ねて当日午前0時になった瞬間に販売を始めるところもある。
「ボジョレーヌーヴォー解禁」の日付は以下の通り。
関連する記念日として、この日に近い11月28日は「いい(11)フ(2)ランスパ(8)ン」と読む語呂合わせから「フランスパンの日」となっている。
また、ボジョレーヌーヴォー解禁日と同日の11月第3木曜日はUNESCO(ユネスコ)が制定した「世界哲学の日」でもある。