大阪府大阪市西成区に本社を置き、「イベリコ豚」を中心とした貿易事業や飲食事業などを展開するTAISHI CO.(タイシコーポレーション)株式会社が制定。
日付は「いい(11)イ(1)ベリコ(5)豚」と読む語呂合わせから。
牛肉にランク分けがあるようにイベリコ豚にもランク分けが行われている。餌の質や育てている環境の違い、何世代にもわたり受け継がれている伝統的な育て方があることなど、知られていないイベリコ豚のランク分けについて多くの人に知ってもらうことが目的。記念日は2020年(令和2年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
「イベリコ豚」とは、食用に飼育される豚の一つで、地中海地方に起源を持ち、スペインがあるイベリア半島で主に見られる。
「イベリコ豚」を指すスペイン語「Cerdo Ibérico」は「イベリア豚」という意味。「どんぐりを食べて育った豚」と紹介されることもあるが、イベリコ豚とは血統のことである。
イベリコ豚は、餌や飼育環境、血統によりランク分けがされている。主なランクとして、どんぐりを食べて育った最高級のイベリコ豚は「ベジョータ(Bellota)」と呼ばれ、どんぐり以外の普通の飼料を食べて育ったイベリコ豚は「セボ(Cebo)」と呼ばれる。「ベジョータ」はスペイン語で「どんぐり」を、「セボ」は「飼料」を意味する。
また、市場にはイベリコ血統100%の純血ではない混血が多く、生ハムにおいては75%以上のイベリコ血統で、生肉については50%以上で「イベリコ」を名乗ることが許されている。
リンク:タイシコーポレーション、Wikipedia