1996年(平成8年)12月の国連総会で制定。国際デーの一つ。英語表記は「International Day for Tolerance」。
1995年(平成7年)のこの日、ユネスコ総会で「寛容原則宣言」と「国連寛容年のためのフォローアップ計画」が採択された。
「寛容」とは、心が広くて、よく人の言動を受け入れること、他の罪や欠点などを厳しく責めないことである。この国際デーは、人類にとって最も重要な徳の一つである「寛容さ」に関心を向け、お互いに寛容な心であることが社会にとってどれだけ重要であるかを伝えることを目的としている。また、文化と人々の相互理解を促進することにより寛容さを高める日である。
同1995年に「国連寛容年」と「マハトマ・ガンディー生誕125周年」を記念して、ユネスコは寛容さと非暴力を促進するための賞を創立した。この賞は「国際寛容デー」に2年ごとに、科学・芸術・文化・コミュニケーションの分野において寛容さと非暴力に対して特に功績のあった機関・団体・個人に授与される。