大阪府大阪市住吉区に本社を置き、囲炉裏道具と火鉢用品などの販売を手掛ける株式会社ちろりが制定。
日付は「いい(11)いろ(16)り」(いい囲炉裏)と読む語呂合わせから。
古くからの日本の伝統的文化である囲炉裏の普及と囲炉裏文化の継承・活性化が目的。記念日は2023年(令和5年)3月15日に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
囲炉裏は文字通り、人々の「囲み」を生み出す不思議な力のある文化。「囲み」により、様々な交流・絆・新たな文化が生まれることを期待して記念日を制定した。
株式会社ちろりは、現代の暮らしにこそ活かせる、今までにない炭火道具を提案している。1999年(平成11年)創業以来、七輪・囲炉裏・備長炭をはじめとする様々な炭火関連用品を販売する老舗オンラインショップである。オンラインショップの「七輪本舗」や「囲炉裏本舗」などを運営する。
オンラインショップ「囲炉裏本舗」では「置き囲炉裏」や「運べる置き囲炉裏」「囲炉裏五徳」「囲炉裏鍋」「鉄瓶」「火箸」「竹串」「炭缶」「備長炭」「木灰」など囲炉裏に関連した商品を販売している。
囲炉裏(いろり)とは、屋内に設けられる炉(ろ)の一種。伝統的な日本の家屋において、床を四角く切り下げて灰を敷き詰め、薪(たきぎ)や炭火などを燃やすために設けられた一角のことである。数える際には「基」を用いる。
囲炉裏の近くを囲炉裏端(いろりばた)と呼び、家族団らんの場となった。現在では古民家などで保存されている他、ノスタルジックな雰囲気を演出するため囲炉裏を設ける、炉端焼き(ろばたやき)などの飲食店もある。
囲炉裏には暖房や調理、照明、乾燥、火種、家族のコミュニケーションの場、家屋の耐久性向上などの機能がある。囲炉裏を使用することで家屋の木材中の含水率を下げ、腐食しにくくなる。また、薪を燃やす時の煙に含まれるタール(木タール)により防虫性や防水性が高まる。
関連する記念日として、「いい(11)ろ(6)」(いい炉)と読む語呂合わせから1月16日は「囲炉裏の日」となっている。