ペレの日（11月19日 記念日）
ブラジル・サンパウロ市郊外のサントス市が1995年（平成7年）に制定。
1969年（昭和44年）のこの日、ブラジル・サントスFCで活躍していたサッカー選手・ペレ（Pelé、1940～2022年）が、1000号ゴールの偉業を達成した。
リオデジャネイロのマラカナン・スタジアムで行われたCRヴァスコ・ダ・ガマ戦の試合で、1000号目のゴールはペナルティキックによるものだった。
1000号ゴールが達成された時、スタジアム中が熱狂し、試合は中断され、記者やレポーターがペレに殺到しコメントを求めた。ペレは「この得点をブラジルの子供たちに捧げる。神のご加護に報いるためにも貧困に苦しむ子供たちを守ろう。」と答えるとウイニングランを行ってサポーターの声援に応じた。
その後、ブラジル郵政省からは記念切手が発行され、ブラジル政府は1000得点を達成したペレに勲章を与え翌日を休日とした。
1975年（昭和50年）、ペレは北米サッカーリーグ（NASL）に所属するニューヨーク・コスモスに移籍。1977年（昭和52年）10月1日、アメリカ・ニュージャージー州のジャイアンツ・スタジアムで行われた引退試合のコスモス対サントスFC戦には7万5千人の観衆が詰掛けた。
ペレは前半はコスモスの選手として後半はサントスの選手としてプレーし前半に1得点をあげ自らの引退の花道を飾った。試合後のセレモニーでは「愛を！皆に愛を！世界に愛を！」の言葉で締めくくった。
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