東京都渋谷区渋谷に本社を置き、マヨネーズソースやドレッシングなど様々な食品を製造・販売するキユーピー株式会社が制定。
日付は11月25日を「いい(11)に(2)ご(5)り」と読む語呂合わせから。
一般的に酢は透明なイメージがあるが、発酵による自然な状態の酢には「にごり」がある。この「にごり」の正体である酢酸菌には、全身の免疫を整えたり花粉症などのアレルギー症状を緩和する働きなどが臨床研究により報告されている。
美味しく免疫力に良い「にごり酢」で冬本番に備えてもらうことが目的。記念日は2024年(令和6年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
キユーピー株式会社は1919年(大正8年)11月30日に東京府豊多摩郡中野町(現:東京都中野区小滝町)に食品工業株式会社として設立した会社。資本金は241億400万円、売上高は4,839億8,500万円(連結・2024年度)、従業員数は10,517人(連結・2024年11月末時点)となっている。
東証プライム市場に上場しており、証券コードは2809である。同社は「おいしさ」「やさしさ」そしてキユーピーグループならではの「ユニークさ」に磨きをかけ、世界の食と健康に貢献するグループを目指す。企業のキャッチコピーは「愛は食卓にある。」となっている。
「にごり酢」は、酢の発酵に必要な酢酸菌が含まれている酢。通常の酢は、製造工程でろ過することにより、酢酸菌が取り除かれる。キユーピーグループでは独自の発酵技術で「にごり酢」を造っている。
酢はマヨネーズの味を左右する重要な原料であるため、キユーピーグループでは、長年にわたり酢と酢酸菌の研究を重ねてきた。「にごり酢」大さじ1杯(15mL)を飲んだり、食事に取り入れたりすることで90億個の酢酸菌を摂ることができる。
関連する記念日として、同社は1925年(大正14年)3月に日本で初めてのマヨネーズを製造・販売したことから3月1日を「マヨネーズの日」、シーザーサラダが生まれたとされる日に由来して7月4日を「シーザーサラダの日」に制定している。