大蔵省(現:財務省)が1952年(昭和27年)に制定。
1872年(明治5年)のこの日、長崎・神奈川・箱館(函館)に設けられていた「運上所」の呼称が「税関」に改められた。これにより「税関」が正式に発足した。
運上所では、税金の徴収と輸出入貨物の監督を行っていた。全国各地の税関では、この日を中心に、広く税関の役割や業務について理解を得るとともに、税関業務への協力を求めるため、様々なイベントが開催される。
税関は、関税及び内国消費税等の徴収、輸出入貨物の通関、密輸の取締り、保税地域の管理などを主たる目的・業務とする国の行政機関である。
国際的な物流の管理に関与する必須的な機関であり、世界の多くの国々に同様の機関が設けられ、その名称として「税関(Customs)」という言葉が使用される。また、税関関連の国際機関としては、世界182ヵ国・地域からなる「世界税関機構」(World Customs Organization:WCO)がある。
日本においては財務省の地方支分部局として置かれる国の機関である。組織としては、函館・東京・横浜・名古屋・大阪・神戸・門司・長崎・沖縄に税関が置かれている。この他に税関支署・出張所・監視署などがある。