ラジオアイソトープの日(12月6日 記念日)

ラジオアイソトープの製造にも使われるサイクロトロン(核粒子加速装置)を開発した物理学者・仁科芳雄(にしな よしお)博士の1890年(明治23年)の誕生日。

仁科芳雄

仁科博士は、日本に量子力学の拠点を作ることに尽くし、宇宙線関係・加速器関係の研究で業績をあげた。日本の「現代物理学の父」である。

死去から4年後の1955年(昭和30年)、原子物理学とその応用分野の振興を目的として「仁科記念財団」が設立された。この財団では毎年、原子物理学とその応用に関して著しい業績を上げた研究者に「仁科記念賞」を授与している。

ラジオアイソトープ(radioisotope、radioactive isotope:RI)とは、放射性同位体(放射性同位元素ともいう)のことで、ある元素が持つ同位体のうち、原子核が不安定であるために、原子核が崩壊して何らかの放射線を放出する同位体のことを言う。

意味としては正しくないが、放射線治療や核医学の現場ではアイソトープとも呼ばれることがある。

ラジオアイソトープの例としては、水素3(三重水素)、炭素14、カリウム40、ヨウ素131、プルトニウム239などが挙げられる。ラジオアイソトープは、医療・農業・工業など幅広い分野で利用されている。

1990年(平成2年)12月6日に日本で発行された、ラジオアイソトープ利用50周年を記念した切手には仁科博士の肖像が描かれている。

リンクWikipedia

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カテゴリー「12月の記念日」「今日は何の日

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