「鰕」「蝦」「海老」(えび)の名前の由来

エビは、節足動物門甲殻亜門軟甲綱(エビ綱)十脚目(エビ目)のうち、ヤドカリ下目とカニ下目以外の全ての総称である。この定義では、ザリガニ、アナジャコ(シャコとは別)なども含まれる。

「エビ」の名前は、江戸時代中期の学者・新井白石によると色が葡萄(=エビカズラ)に似てることに由来するという説がある。他にも、国語学者・吉田金彦によると「エビ」は「餌になる尾のある生き物」を意味するという説や、「枝のような」を意味する「エ」と「ヒゲ」(鬚)から「エビ」になったとする説がある。

エビの漢字は一般的に虫へんに「叚」の「蝦」と書くが、古くは「蝦」はガマ、ヒキガエルに用いた字で、魚へんの「鰕」がエビの本来の字である。エビが魚であるのはおかしいと感じた後世の人が、魚へんではなく虫へんに改めたと考えられる。つくりの「叚」には「からだを曲げる」という意味があり、「体を曲げている魚」からエビに当てられた。エビの漢字には「海老」もあるが、これは中国にはなく、平安時代の漢和辞書『和名類聚抄わみょうるいじゅしょう』(934年)に記載がある。エビはひげを蓄え、体が丸くなった老人に似ていることから、長寿を喜ぶ意味を込めて「海老」となった。

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カテゴリー「魚へん漢字の由来

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