「鮫」(さめ)の名前の由来

サメは、軟骨魚綱板鰓亜綱に属する魚類のうち、鰓裂(さいれつ:えらの後方にある水の排出口)が体の側面に開くものの総称。鰓裂が下面に開くエイとは区別される。世界中に約500種が存在する。世界中の海洋に広く分布し、一部の種は汽水域、淡水域にも生息する。また、深海性のサメも知られている。

「サメ」の名前は、「眼が小さい」という意味の「狭眼(さめ)」に由来する。また、同様に「目が小さい」ことから「小目(さめ)」に由来する説もある。他にも、アイヌ語に由来するという説もある。

サメの漢字は、魚へんに「交」の「鮫」で、つくりの「交」は「交える」という意味で、「上下のきばを交え、むき出す魚」=サメとなった説がある。また、「鮫」は「刀の鞘(さや)の飾り」の意味もある。沙皮(さめがわ)は鞘や柄(つか)の飾りとして使用されたため、その皮を持つ魚に「鮫」の字が当てられたという説もある。他にも、サメは雌雄が体を交わらせて交尾をすることに由来する説もある。

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カテゴリー「魚へん漢字の由来

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