カマスは、スズキ目カマス科に分類される魚。カマス科はカマス属のみ1属で構成され、オニカマスなど少なくとも21種がいる。バラクーダ(Barracuda)という英名でも知られている。
「カマス」の名前は、大きな口が、藁蓆(わらむしろ)で作られた穀物や石炭を入れる袋「叺(かます)」に似ていることに由来する。
カマスの漢字は、老魚といわれるため、魚へんに「師」の「鰤」という漢字が与えられていたが、ブリと同じ漢字になるため、魚へんに「帀」の「魳」の字が使用される。また、カマスは狂猛で、集団で小魚を追い立てて食べるところから、「師(いくさ)」の右側を取って「魳」となったという説もある。
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