日本で初めてパスポートを取得したのは隅田川浪五郎

扇子を使った芸を得意とする芸人であった隅田川浪五郎がパスポート取得第1号だという。

隅田川氏は1866年(慶應2年)、アメリカ人興行師に雇われ、日本人で初めてパスポートを取得し、アメリカに渡米した。当時のパスポートに写真はまだなかったが、代わりに「年齢三七歳、身丈五尺、鼻高キ方、面細長方」など顔の特徴が細かく書かれていた。「帝国日本一座(英語:Imperial Japanese Troupe)」としてサンフランシスコを始めに全米各地を巡業し絶賛され、ジョンソン大統領にまで謁見している。紙で作った蝶を扇子で仰ぎ、自由に舞い遊ばせる奇術「胡蝶の舞」を得意としていた。

2016/9/17

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー「歴史・文化

関連記事