漢字の成り立ちには「山」「川」「目」「手」など、ものの形から生まれた象形文字があるが、他にも音に由来する漢字がある。
「鳩」の漢字は「九」に「鳥」と書くが、「九」は鳴き声の「クック」に由来する説がある。漢和辞典にも「九は、はとの鳴き声の擬声語」と記載されている。他にも、「猫」の漢字も鳴き声に由来したもので、「ミャオ」と鳴くので、その音に近い読み方である「苗(ミョウ)」の漢字が当てられた。また、「蚊」は「虫」に「文」と書くが、蚊が飛ぶ「ブーン」という音に由来する。
2016/9/18
カテゴリー「語源・由来」