アボカドが売れれば売れるほど水不足になる

美容によいということもあってアボカドの消費量は増えている。しかし、そこには水不足という問題もある。

生産国であるメキシコやチリは売れるものは作りたいが、アボカドは大量の水が必要な植物。1個を生産するのに必要な水の量は以下の通り。
 アボカド:123L
 モモ:87L
 オレンジ:20L
 トマト:13L
アボカドの生産には多くの水が必要なことが分かる。アボカドは収穫できるようになるまでに5年かかり、大きくなるとさらに水が必要になる。生産国はもともと水が豊富にあるところではなく、地下水をくみ上げて生産を行っているが、それも限界に達してきており、地下水が取水制限されるなどの状況になっている。

そこで近年、生産国に導入されたのが日本の技術で、魚の養殖に使った水をろ過してアボカドの栽培に再利用するというもの。水不足の改善が期待されている。

2016/9/29

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カテゴリー「生活・科学

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