同じような体型でも寒がりの人と寒がりでない人がいるが、その違いはどこにあるのだろうか。
人は筋肉を動かして熱を作り出しているため、筋肉量が少ない人ほど寒がりになる。また、脂肪は断熱材の役割を果たし、体の熱を閉じ込める働きがあるため、脂肪の量が少ない人ほど寒がりになる。
もう一つの違いは肉をよく食べているかどうか。肉はタンパク質が多く、タンパク質は熱を多く作り出す働きがある。タンパク質は大豆などにも含まれるが、熱を作り出すのにいいのは大豆ではなく肉。これは肉にはビタミン類が豊富に含まれているためで、タンパク質とビタミン類が結びつくことによってより多くの熱を作り出すことができる。牛肉、豚肉、鶏肉を比較した場合、タンパク質を含む量は、牛肉が約20%、豚肉と鶏肉が約15%で、熱を多く作り出すことができるのは牛肉となる。
2016/9/29
カテゴリー「生活・科学」