種ありのブドウと種なしのブドウは、品種改良などを行った別の種ではなく同じ木から実る同じ品種。
種なしブドウはジベレリンという植物が持つホルモンの一種を、ブドウの花が咲いている時に浸けることで作られる。ジベレリンは茎や実を大きく成長させる働きがある直物ホルモン。この液体を浸けると受粉ができなくなって、種もできなくなる。
種なしにする品種に全て手作業でこの浸ける作業を行っている。手作業のため、稀にジベレリンに浸けるのを忘れてしまうこともあるが、ジベレリンの影響で種なしブドウは茎が太くガッチリしたブドウで、さらに実も大きくなるため、すぐに見分けがつく。
2016/9/29
カテゴリー「食べ物」