コーヒーを飲んで苦い子どもと苦くない大人の違い

コーヒーやピーマンなど、大人は大丈夫だが、子どもは苦くて苦手であることが多い。この違いは、口の中の味を感じる細胞が減ったかどうかの違いにある。

舌には味蕾(みらい)と呼ばれる味を感じる細胞がある。赤ちゃんの時は約1万個とたくさんあるのに対し、65歳以上になると約5000個と半分に減ってしまう。味を感じる細胞が減る理由は、一つ目の理由は加齢、二つ目の理由は亜鉛不足が挙げられる。

亜鉛はレバーやカキなどに多く含まれる栄養素。味を感じる細胞はおよそ10日に1度生まれ変わるが、その生まれ変わりに必要な栄養分が亜鉛。大人になり、食生活の乱れや汗を大量にかくことで体内の亜鉛が不足しがちになる。そのため、大人は味を感じる細胞が減ってしまい、味に鈍感になってしまう。

子どもは大人に比べて味に敏感なため、ベビーフードは薄味に作られている。また、かっぱえびせんには油不使用、塩分40%カットの子ども用の「1才からのかっぱえびせん」もある。

2016/9/29

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー「生活・科学

関連記事