東京タワーの赤白の色分けは今と昔で違う

東京タワーといえば赤と白のツートンカラーが特徴的だが、東京タワーの配色は今と昔では違う。

現在の東京タワーは展望台から上が赤と白で7等分に交互に塗られている。しかし、完成当時の1958年(昭和33年)は赤と白で11等分に塗られていた。東京タワーが塗り替えられた理由は、航空機の衝突を避けるためである。

1986年(昭和61年)、航空法が改正され、東京タワーの配色が11等分から7等分に変わり、それまで赤と白が20m間隔であったものが30m間隔になった。幅が広がったことにより空からより識別しやすくなった。東京タワーが完成した時に比べて、高層の建物が増加したことに対応した結果だった。

東京スカイツリーは赤く塗られていないが、最新の高光度ライトを日中も点灯することで安全性を確保している。また、東京タワーはオリンピックで日本人選手が金メダルを獲得すると黄・黒・赤・緑・青のオリンピックカラーにライトアップし、祝福ムードを盛り上げてくれる。

2016/10/1

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カテゴリー「歴史・文化

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