非常ベルや防災無線の注意を故障や間違いだと思う人は多く、非常ベルが鳴っても逃げる人はほとんどいない。
これは脳が警告を楽観的な方向に解釈してしまっている。今まで重大な災害が起きていないことから、今回の異変も大したことにならないだろうと勝手に解釈してしまう。何か起こるたびに反応することによる疲れやストレスを回避するために、脳が防御作用で過小評価する傾向があるという。しかし、これが災害時に運命の分かれ目になる。ここで、もしかしたらと念のために確認する人が助かる。地震や台風などの自然災害が多い日本において、いざという時に行動できる人になろう。
2016/10/17
カテゴリー「生活・科学」