寝起きに水を飲むことと運動することの注意点

私たちの体は寝ている間にも汗をかき、その量は一晩で200~300mlとコップ一杯ぐらいにもなると言われている。そのため、寝起きの身体は水分が減った状態で、喉が渇いたと感じる。

体調を整えるためにも寝起きにコップ一杯の水や麦茶などを飲むことはよいとされている。しかし、寝起きは唾液の分泌が減り、口の中は菌が増えた状態になっているため、そのまま水を飲むと菌も一緒に飲み込んでしまう。起きてすぐの唾液に含まれる菌は平常時の1万倍とも言われ、糞便の何百倍にもなる。これらを飲み込んでも胃酸で死滅するが、気になる人や免疫力が低くなっている人は、水を飲む前に一度うがいをした方がよい。

起きてすぐのジョギングは止めた方がよい。寝ている間に汗をかき、身体の水分が減って、血液はドロドロの濃い状態になっている。その状態で血圧が上がる運動をすると脳梗塞や心筋梗塞の危険性が高まる。また、朝食前の空腹状態で運動すると極度の低血糖状態になることがあり、最悪の場合、意識を失うこともある。空腹時に運動することはダイエットには効果的と言われているが、健康面で考えるとお勧めできない。

2016/10/21

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カテゴリー「生活・科学

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