一般的に相撲は日本の国技とされているが、日本の法律において国技は定められていない。
国技は、人によってさまざまな意味で使われるが、「国民に深く親しまれ、その国の文化にとって特に重要な位置を占める」という考えがあり、これが日本における相撲とされている。また、1909年(明治42年)に東京・両国に完成した相撲常設館の名前を「国技館」としたことが、相撲が国技として広く認知されるようになった理由の1つとされている。
これと同様に、一般的に日本の首都は東京都または東京とされているが、東京が首都であることは法律には明記されていない。これは明治時代、京都から東京に遷都する際、遷都反対の声を考慮して法律に明記されなかったという説が有力とされている。
2017/8/29
カテゴリー「歴史・文化」