「清水の舞台から飛び降りる」という言葉もあるが、現在の清水の舞台は1633年(寛永10年)に徳川家光の寄進により再建されたものである。
舞台に使用されているのはケヤキ材で耐用年数は800年とされていて、現在の柱の寿命は約400年後となる。木材文化の衰退が著しい今の日本では、400年後に必要な量のケヤキ材を入手することは難しい。
伝統を守るという考え方から、ケヤキ材が寿命を迎える400年後を見据えて、山を入手し、そこで約6,000本のケヤキの植林を行っている。ケヤキは真っ直ぐ育てるのが難しく、使えるのは1割程度。400年後の改修の際にこれらの木が使われるかもしれない。
画像元:NIKKEI STYLE
2017/9/11
カテゴリー「歴史・文化」