国立競技場でゴルフの打ちっぱなしが出来た

写真のゴルフの打ちっぱなし場はなんと国立競技場で、1964年(昭和39年)の東京オリンピックが開催される5年前、国立競技場は臨時のゴルフ練習場だった。

国立競技場でのゴルフ打ちっぱなし
画像元Thumbs Up Golf

これは国立競技場わきの土地買収などオリンピック開催費を補うための政府の秘策だった。オリンピック開催費は総額1兆円ともいわれ、現在の価値で約4兆円に相当する。その財政負担を軽減するために国立競技場の有効利用が必要だった。

国立競技場での打ちっぱなしはネットもなく爽快感があり、とても人気があった。あまりの盛況ぶりにゴルフをする人に競技場を占領されてしまい、陸上競技の練習がグラウンドでできないという状況だった。

この打ちっぱなし経営は競技場の維持費補填のためオリンピック終了後も継続された。その売上げは年間5,000万円で、維持費不足分2億8,000万円の約17%にあたる金額を打ちっぱなし経営だけで補うことができるほど大盛況だった。

2017/9/22

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カテゴリー「スポーツ

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