今後、天然の魚をいい状態で手に入れるのが困難な状況になり、このままいくと2048年に海の魚を食べることが出来なくなるかもしれない。
海に流出するプラスチックゴミ
画像元:WIRED
2006年(平成18年)にアメリカの科学専門誌『Science』に、2048年までに天然の魚介類が壊滅してしまうという報告が発表された。これが2048年問題である。50年間の海洋調査や魚群記録のデータを解析した結果、世界で漁獲された魚種の29%が10分の1の漁獲量に減少していた。
大きな問題の1つがプラスチックで、プラスチックは分解が難しくて自然に置いた時に土に還っていかない。毎年800万トンという莫大なプラスチックが海に廃棄されている。将来的には魚よりもプラスチックのほうが多くなるのではないかともいわれている。現在、お寿司屋さんでもなかなか良い魚が手に入らない状況になってきており、今後、さらに悪化することが予測されている。
2017/10/26
カテゴリー「食べ物」