マツタケは全て天然物である

現在、スーパーなどで販売されているキノコのほとんどが人工栽培でできたキノコである。

例えば、シイタケの場合は切り株にキノコの菌を植えつけて栽培する。シメジやマイタケの場合は、おがくずに栄養源を加え、空調設備の整った施設内で栽培する。このように多くのキノコが人工栽培によって作られているので、手頃な価格で買うことができる。

マツタケ
マツタケ
画像元Wikipedia

マツタケは自然に生えている松の根から栄養と摂って成長する。生きた松が必要であるため、人工栽培をすることがとても難しい。私たちが食べているマツタケは現在のところ全て天然物である。自然でしか育たないマツタケは数が少ないため、高級品であり値段も高い。

永谷園の「松茸の味お吸いもの」など値段の安いインスタント食品のマツタケがあるが、原材料名をよく見るとシイタケと記載されている。実はマツタケではなくシイタケを使用している。インスタント食品ではシイタケや香料を使いマツタケ風味にしている。

マツタケを人工栽培する試みは行われているが、菌糸の成長が遅いなど解決すべき課題が多いのが現状である。しかし、今後、人工栽培に成功し、手頃な価格でマツタケを食べられる日が来るかもしれない。

2017/11/9

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カテゴリー「食べ物

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