すべて路線バスではないが、遅れていると目の前の信号を青に変えるシステムがある。
このシステムは「公共車両優先システム」(PTPS;Public Transportation Priority System)で、バスの定時運行を目的として、道路が渋滞している時でも路線バスがスムーズに運行できるように信号をコントロールするシステムである。
道路の上部にセンサー(光ビーコン)が付いていて、これによりバスの位置情報が分かる。バスが遅れるとその情報が交通管理センターに送られ、バスの前方の赤信号が優先的に青信号になるという仕組み。信号をコントロールして赤信号で止まりやすい交差点をスムーズに走行できるようにしている。
このシステムは現在41の都道府県で導入されていて、首都圏から羽田空港に向かうリムジンバスでも利用されている。他にも、バスの定時運行を行うために、バス専用レーンの設置なども導入されている。
2017/10/29
カテゴリー「乗り物」