航空会社「Airlines」と「Airways」の違い

英語とアメリカ英語(米語)で使い方が違う言葉があるが、「航空会社」を意味する「Airlines」と「Airways」もそれに該当する。

JAL ボーイング787-8
JAL ボーイング787-8
画像元JAL

「Airlines」である航空会社の一例は以下の通り。

  • Japan Airlines(略称:JAL、日本航空)
  • American Airlines(アメリカン航空)
  • Asiana Airlines(アシアナ航空)
  • Singapore Airlines(シンガポール航空)

「Airways」である航空会社の一例は以下の通り。

  • All Nippon Airways(略称:ANA、全日本空輸)
  • British Airways(ブリティッシュ・エアウェイズ、英国航空とも)
  • Qatar Airways(カタール航空)
  • Cathay Pacific Airways(キャセイパシフィック航空)

JALは色々な技術をアメリカの航空会社から学んだと言われており、アメリカの大手航空会社「アメリカン航空」のようにアメリカでは主に「Airlines」を使用する。一方、ANAはイギリスから技術を学び、イギリスの大手航空会社「ブリティッシュ・エアウェイズ」と呼ばれるように「Airways」を使用する。つまり、「Airlines」はアメリカ系の航空会社、「Airways」はイギリス系の航空会社で使用される言葉である。

ちなみに、「Airlines」と「Airways」は両方とも複数形で「航空会社」を意味するが、単数形の「airline」は「定期航空」(航空機や地上設備も含めた定期航空事業全般)、「airway」は「航空路」(上空に設定された航空機の道)を意味する。

2017/12/10

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カテゴリー「乗り物

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