観光バスとして使用される大型バスには、窓が開くタイプのバスと開かないタイプのバスがある。この2つのタイプが存在するのは明確な基準があるためである。
大型バス
画像元:会津バス
それは補助席があるかどうかである。補助席があると事故などが起きた時に、逃げるのに通路にある補助席が邪魔になって逃げ遅れる可能性が高い。そのため、補助席がある場合は脱出しやすいように「窓が開くようにしなければならない」と国土交通省の車両保安基準によって定められている。
上の画像の大型バスは乗車可能人数が55人で、正座席45人、補助席10人となっている。補助席があるため窓が開くタイプのバスということになる。
ちなみに、一般的な大型バスは正座席45人、補助席8人の計53人乗りで、大型バス全体の90%以上を占めている。数は少ないが、正座席49人、補助席11人の計60人乗りの大型バスもある。また、中型バスは27人乗りが一般的である。
2017/12/15
カテゴリー「乗り物」