日本の子ども達が教わっているアルファベットの書き順は、最初に縦棒で、斜め棒・横棒の順番である。
画像元:えいご漬け(ニンテンドーDS)
この書き順に従って書くと、「M」や「N」の場合は両方の縦棒を先に書いて、その後、斜め棒を書く。「W」の場合は縦棒がないため、左から順に斜め棒を書いていく。
しかし、このアルファベットの書き順は日本オリジナルのもの。アルファベット圏の人たちは文字を個性としており、書き順は気にしない。では、なぜ日本オリジナルの書き順が存在するのだろうか。
戦後、英語を全国で教えるようになったが、先生が不足し、英語がわからない先生も教壇に立つことなった。その時、現場の先生から「教えられないから全部決めてほしい」「書き順がないと教えられない」との声が上がり、簡単に教えられる書き順を作るように当時の文部省に要請したといわれている。
2017/11/6
カテゴリー「歴史・文化」