「スパゲティ」の名前の由来

スパゲッティ(スパゲティ)とは、イタリア料理で使われる麺類であるパスタの一つで、紐(ひも)のように細長いものをいう。

ナポリタン・スパゲティ
ナポリタン・スパゲティ
画像元第三文明社

スパゲッティ(spaghetti)という語はイタリア語で複数形であり、単数形はスパゲット(spaghetto)である。これは「ひも」を意味するイタリア語のスパーゴ(spago)に由来し、「小さい」「少し」を意味する縮小辞の「etto」が付いてできた語である。つまり、スパゲッティはイタリア語で「少し細いひも」であり、形が細長いひもに似ていたことに由来する。

もとの意味通り、デュラム小麦粉のセモリナを使ったひも状のパスタで、断面が円形で、太さは2mm弱のものを指す。太さの違うものは以下のように言い分ける。

  • 少し太い物(2mm強)をスパゲットーニ(spaghettoni)またはヴェルミチェッリ(vermicelli)
  • 少し細い物(1.6mm前後)をスパゲッティーニ(spaghettini)
  • さらに細い物(1.3mm~1.5mm程度)をフェデリーニ(fedelini)
  • 1.2mm未満の物をカペッリーニ(capellini)
ヴェルミチェッリは、バーミセリーと英語読みで呼ぶこともある。

日本ではこれらの言い分け方はあまり一般的ではなく、太さの違う物も「スパゲティ」と呼ばれることが多い。日清フーズが販売している「マ・マー スパゲティ」には太さ1.4mm、1.6mm、1.8mmの3種類がある。

マ・マー スパゲティ 1.8mm(300g)
マ・マー スパゲティ 1.8mm
画像元日清製粉グループ

商品ラインナップから推測すると種類の豊富な太さ1.4mm、1.6mmの細い物が売れているようである。ゆで時間が短いことも人気の一つと考えられる。

2017/11/9

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カテゴリー「語源・由来

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