300年近い伝統を持つイギリスの王立歌劇場におけるクラシックコンサートで大砲が撃たれる曲がある。
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その曲は『白鳥の湖』などを手掛けたロシアの作曲家ピョートル・チャイコフスキー(1840~1893年)の序曲『1812年』という曲である。大砲が使われるのは曲のクライマックス付近で、楽譜上に大砲(cannon)の指定がある。弾は入ってないが火薬は本物で、指揮者のタイミングに合わせて大砲が撃たれる。母国ロシアがナポレオン軍を破った時の祝砲をイメージし大砲を使用したといわれている。曲が終わるころには会場は煙れまみれになるという。
2017/11/9
カテゴリー「歴史・文化」