紙コップの自販機で味が混ざらない理由

紙コップの自動販売機ではコーヒーやコーラ、スープ類などさまざまな飲み物が同じところから出てくる。少し前まではかすかに別の飲み物の味が混ざることもあったが、最新式は全く味が混ざらなくなった。

紙コップの自販機
紙コップの自販機
画像元ジャパンライフ

最新式の自販機でコーヒーを注文すると、紙コップがパウダー状の飲料の素材がストックされている場所の下にセットされる。パウダー状の素材にはコーンスープ、抹茶ラテ、ココア、クリーム、砂糖などがある。

コーヒーの場合はクリームと砂糖が紙コップに入れられる。この時、同時に機械が動いてコーヒー豆を挽いて素早くドリップしている。ドリップし終えたコーヒーがクリームと砂糖が入った紙コップに注がれ、棒で撹拌される。紙コップの中で調理するというのが味が混ざらない理由の一つである。

さらに、コーヒーとコーラの原液は別のノズルを使って注がれる。お湯や冷水、炭酸水、氷、シロップもそれぞれ別になっている。そのため、コップに混ざる前に味が混ざることも無い。

そして、絶対に味が混ざらない最後のひと工夫が、調理が終わった後にかき混ぜ棒をお湯で洗浄することである。どんな飲み物を混ぜても、その直後にかき混ぜ棒を毎回洗浄して味が残らないようにしている。

最新式の紙コップの自販機は徹底した材料の区分けと、こまめな洗浄で絶対に味が混ざらない。

2017/11/24

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー「食べ物

関連記事