居酒屋の店員が瓶ビールの栓を抜く理由

居酒屋で瓶ビールを注文すると、必ず店員さんが栓を抜いて持って来てくれる。実はこれは親切やサービスではなく、栓を抜く明確な理由が存在する。

瓶ビール

もし瓶ビールの栓をしたまま出してしまうと、未開封のビールを売ったことになってしまう。お酒を販売するためには酒税法に基づいて「酒類販売業免許」という免許がないといけない。居酒屋を開くために必要な保健所の「飲食店営業許可」だけでは未開封のお酒を売ることが出来ない。

つまり、瓶ビールの栓を抜いて出さないと法律違反になってしまうため、居酒屋では必ず店員さんが栓を抜いて出している。また、同じ理由からボトルで注文したワインや焼酎も必ず栓を抜いて提供しなければいけない。

ちなみに、居酒屋など飲食店を営業するためには、保健所の「飲食店営業許可」が必須である。さらに、居酒屋の営業時間が深夜0時以降になる場合は、「深夜酒類提供飲食店営業の届出」を所管の警察署に出す必要がある。また、お店のママやホステスさんが接待を行う店の場合は、所管警察署の「風俗営業許可」が必要となる。

2018/1/18

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー「食べ物

関連記事