JRの「きっぷうりば」では、漢字の「切符」ではなく平仮名の「きっぷ」で書かれており、この違いには意味がある。
平仮名の「きっぷ」は子どもでも読めるというメリットもあるが、実は漢字の「切符」との違いを明確にするためにあえて平仮名にしている。
「きっぷうりば」で販売されているものには、「乗車券」だけでなく、「特急券」「グリーン券」「寝台券」などがあり、これらは正式には「乗車券類」と呼ばれる。そのため、「乗車券類うりば」とすれば正しいが、「乗車券類」という言葉が一般に浸透していない上に、少しまどろっこしさがある。
また、漢字の「切符」と書くと、手荷物を持ち込む時に必要な「手回り品切符」や忘れ物の荷物に付けられる「遺失物切符」なども含まれてしまう。
JRの旅客営業規則では、人間が電車に乗る時に使う「乗車券類」が平仮名の「きっぷ」で、物の受け渡しに使われるのが漢字の「切符」として使い分けをしている。「きっぷ」と「切符」は全く別物ということになる。
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2019/7/10
カテゴリー「乗り物」