QRコード開発のきっかけは囲碁

二次元バーコードの「QRコード」は、キャッシュレス決済の普及により街中のいたるところで見かけるようになった。

QRコード

他にもWebサイトのURLやイベントのチケット、LINEの友だち追加など、世界中の様々な場面でQRコードは使用されている。そんなQRコードは日本人により発明されたもので、ある意外なものをヒントに誕生した。そのあるものとは「囲碁」である。

バーコードの研究者は一次元バーコードの情報量に限界を感じていた。その研究者は囲碁が好きで、正方形の碁盤の上に白と黒の碁石がランダムに並ぶ様子を見た時に、二次元バーコードにできるのではないかと思い付いた。

これをきっかけとして1992年(平成4年)から新たな二次元バーコードの開発が始まった。そして、2年の開発期間を経て1994年(平成6年)に「QRコード」は完成した。

QRコードは、縦と横の二方向に情報を組み込むことができるため、横の一方向のみの一次元バーコードに比べて数十~数百倍の情報量を扱うことができる。

なお、QRコードの「QR」は「Quick Response」の頭文字に由来し、高速読み取りを目的の一つとしている名称である。また、「QRコード」はデンソーウェーブの登録商標である。

リンクWikipediaコトバンク

2021/1/5

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カテゴリー「生活・科学

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