天皇陛下ほか皇族の方々が、皇居宮殿の長和殿(ちょうわでん)ベランダで国民の参賀に応える。
1925年(大正14年)に中止されていたが、1948年(昭和23年)に再開された。昭和23年の「新年一般参賀」では、宮内庁庁舎屋上から昭和天皇が一人で民衆に対し手を振るというものであった。
しかし、1969年(昭和44年)1月2日、ベランダにいた昭和天皇に対しパチンコ玉を撃った「昭和天皇パチンコ狙撃事件」などもあり、長和殿ベランダに防弾ガラスを設け、ガラスの向こうから天皇・皇后を始め成年皇族が参加するようになり、民衆は長和殿前の庭で日の丸の小旗を振りながら皇族を迎えるようになった。