いい椿の日(1月28日 記念日)

東京都港区芝大門に本社を置き、椿油専門メーカーであり、椿を愛で、椿油文化を育て、継承する椿守カンパニーとして活動する大島椿株式会社が制定。

日付は椿の花の時期であり、「いい(1)ツ(2)バ(8)キ」(いい椿)と読む語呂合わせから。

椿
椿

古くから髪や頭皮、スキンケアなどとして日本人の生活に根付いてきた椿油。椿の花が咲くこの季節に椿と椿の文化を伝えていきたいとの同社の思いをより多くの人に知ってもらいたいとの願いが込められている。

記念日は2024年(令和6年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。

大島椿

大島椿株式会社は1927年(昭和2年)に東京都の伊豆大島で創業し、1977年(昭和52年)に設立した会社。資本金は1億8000万円、従業員数は34名(2024年8月時点)となっている。事業として、化粧用・食用の椿油及び、椿油を基とした化粧品の販売を行う。

椿油

企業理念として「椿油のある暮らしで人生を美しく豊かにする」を掲げる。椿のある風景や椿油のある暮らしは、昔から日本の風土に見られる、美しい文化である。同社は椿の恵みに育まれた文化を日本から世界へ広め、未来に引き継いでいく。

椿(ツバキ)は、ツバキ科ツバキ属の常緑樹。照葉樹林の代表的な樹木。花が観賞されて庭などに植えられるほか、薬用や食用にもなる。

和名ツバキの語源については諸説あり、葉にツヤがあるので「津葉木」とする説や、葉が厚いので「厚葉木」と書いて語頭の「ア」の読みが略されたとする説などがあり、いずれも葉の特徴から名付けられたとみられている。

椿が咲き誇る、伊豆大島の自然の美しさ。その景色に創業者が心打たれた日から、大島椿の歴史は始まった。寒さ厳しい冬でも深緑の葉が色あせることはなく、いち早く、まだ見ぬ春を告げるように真紅の花を咲かせる椿。

日本人はその花姿に、時代に流されず、自分らしく新しい時代を切り開く、凛とした生き方を重ねた。そのような椿の種子からつくられた黄金色の椿油は、古くから日本人の髪を艶やかに見せ、きめ細やかな肌を、いっそうなめらかに潤してきた。

この日1月28日は愛媛県松山市が2017年(平成29年)度に制定した「いい、つばきの日」でもある。「いい椿の日」と同じく「いい(1)つ(2)ば(8)き」(いい椿)と読む語呂合わせに由来する。

松山市の市花は椿である。椿に親しみ、松山への愛着を深めてもらうことが目的。同市では毎年1月28日から椿が見頃を迎える3月末まで「つばきフェスティバル」を行っている。

その他に関連する記念日として、「つ(2)ば(8)き」(椿)と読む語呂合わせから2月8日は長崎県五島市が制定した「つばきの日」や、株式会社ファイントゥデイが制定した「TSUBAKIの日」となっている。

リンク大島椿松山市Wikipedia

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カテゴリー「1月の記念日」「今日は何の日

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