福岡県朝倉市に本部を置く、「予防接種は秋月藩から始まった」キャンペーン推進協議会が制定。
日付は1790年(寛政2年)2月14日に秋月藩(福岡藩の支藩、現在の朝倉市)の藩医である緒方春朔(おがた しゅんさく)が大庄屋の天野甚左衛門(あまの じんざえもん)の二人の子どもに、初めて天然痘の予防接種である人痘種痘を行い成功させたことから。
また、秋月藩主の黒田長舒(くろだ ながのぶ)は緒方春朔を藩医に取り立て種痘研究を助け、成功した種痘を全国に広げるように支援した。
この秋月藩の天然痘予防に尽力した緒方・天野・黒田の三偉人を顕彰し、予防接種は秋月藩から始まったことを広く知らせることが目的。記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
朝倉市には、秋月城趾の周辺に秋月郷土館(秋月歴史資料館、秋月郷土美術館)や緒方春朔の屋敷跡(現在は民家)、緒方春朔の墓が建立されている「長生寺(ちょうしょうじ)」などがある。
関連する記念日として、2月20日は「アレルギーの日」、5月14日は「種痘記念日」、7月6日は「ワクチンの日」、7月14日は「検疫記念日」となっている。