教育・科学・文化の発展と推進を目的とした専門機関である国際連合教育科学文化機関(United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization:UNESCO、ユネスコ)が1999年(平成11年)11月に制定。
翌2000年(平成12年)から実施。国際デーの一つ。英語表記は「International Mother Language Day」。日本語では「国際母語の日」とも表記される。言語と文化の多様性、多言語の使用、母語の尊重を推進することが目的。
1952年(昭和27年)のこの日、当時パキスタンの一部であったバングラデシュの首都ダッカで、パキスタンの国語統一政策に対し、自分たちの母語であるベンガル語を公用語として認めるよう要求するデモが行われた。
デモが激化する中で警官隊が発砲し、デモ参加者に死者が出たことから、バングラデシュではこの日を独立運動の中の重要な事件の一つとして「言語運動記念日」としていた。「国際母語デー」はこの記念日にちなんだものである。