沖縄県読谷村に本社・工場を置き、琉球泡盛の製造・販売を行う有限会社比嘉酒造が制定。
日付は「ザン(3)パ(8)」(残波)と読む語呂合わせから。同社の主力商品である泡盛「残波」をさらに多くの人に飲んでもらうことが目的。また、春の息吹とともにみんなで「残波」を飲み交わしながら、新たな気持で春を迎えてほしいという想いも込められている。記念日は2018年(平成30年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
太平洋戦争後の沖縄で物資不足の中、メチルアルコールを飲み光を失う者が後を絶たない状況に創業者の比嘉寅吉が、「沖縄県民に良い泡盛を提供したい」との思いから比嘉酒造の泡盛造りが始まった。
それから現在も比嘉酒造では創業当時のより「安全でより美味しい泡盛を皆様にお届けしたい」との理念を守り、酒造りを勤しんできた。
その思いを2代目の比嘉健が受け継ぎ、居酒屋ブームがあった当時、泡盛は男性が飲むお酒というイメージが強かった時代に、比嘉健が「女性や泡盛が苦手な方にも美味しく飲んでもらえる泡盛を作りたい」との思いから試行錯誤を重ね、オリジナルの蒸留機を完成させ、現在主力商品である「残波25度(ホワイト)」と「残波30度(ブラック)」が誕生した。
同社のロゴマークは、読谷村にある残波岬に打ち寄せる波をイメージしている。また、残波ホワイトは透明感のある優しさ、ブラックは力強さをイメージしたデザインとなっている。
リンク:残波