兵庫県芦屋市に事務局を置き、動物の適正な飼育法の指導・動物愛護思想の普及などを行う公益財団法人どうぶつ基金が制定。
日付は桜の季節の3月と猫の鳴き声を掛けた「さくら(3)ねこ=にゃんにゃん(22)」と読む語呂合わせから。「さくらねこ」とは、不妊手術済みの印に猫の耳先をさくらの花びらの形に少し切った「さくら耳」を持つ猫のこと。そのための「TNR活動」(トラップ=捕獲・ニューター=不妊手術をしてさくら耳に・リターン=元の場所に戻す)とともに、多くの人に知ってもらうことが目的。記念日は2019年(平成31年)に一般社団法人日本記念日協会により認定・登録された。
日本では年間3万匹以上の猫が行政により殺処分されている。殺処分される猫の多くが生後間もない子猫で、どうぶつ基金では「産まれてスグに殺される」という悲劇をなくし、殺処分ゼロを実現するため、これまで全国で8万匹以上の猫に無料で不妊手術を行ってきた。この記念日は一代限りとなった命を健気に生きる「さくらねこ」を、一人でも多くの人に知ってもらうための日である。
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