自動販売機の日（3月21日 記念日）
東京都港区芝に事務局を置く一般社団法人・日本自動販売協会（JAMA）と、宮城県仙台市宮城野区福田町南に本社を置く株式会社サン・ベンディング東北が制定。
日付は、日本最古とされる自動販売機が1888年（明治21年）に作られた木製煙草（タバコ）自動販売機であり、これを発明・製作した俵谷高七（たわらや こうしち）の誕生日・1854年（嘉永7年）3月21日から。
安心・安全な清涼飲料や食品などを提供する自動販売機の業者団体や企業にとって「自動販売機の日」は業界の歴史を記憶し、社会的価値を高める意義のある取り組み。この機会に自動販売機の社会的な信用度のさらなる向上を目指す。
記念日は2024年（令和6年）6月27日に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
日本自動販売協会は1987年（昭和62年）4月に設立した団体。その後、2020年（令和2年）2月10日に業界の基盤強化・成長促進・情報共有をより一層進めるために一般社団法人へ移行した。
同協会は、安心・安全な清涼飲料や食品などを消費者へ提供するために、自動販売機の適正な管理の推進を図るとともに、会員の健全な発展と社会に寄与することを目的とする。
株式会社サン・ベンディング東北は1976年（昭和51年）3月に創業し、翌1977年（昭和52年）6月3日に設立した会社。資本金は9828万円、従業員数は300名（他グループ会社280名）、年商は130億円となっている。
同社は、永続的かつダイナミックに発展し、すべての社員の成長と生活の安定、向上を図るとともに、社会への貢献を目指す。行動指針として、顧客第一・市場の創造・科学的思考・大和一致を掲げる。
上記の俵谷高七が発明したタバコの自動販売機は、10年間の期限付きで特許され、当時東京で開催された内国勧業博覧会に出品され好評を博した。
俵谷が考案した中で最も有名な自動販売機は、1904年（明治37年）に製作した木製の「自働郵便切手葉書売下機」であり、切手自動販売機とはがき自動販売機とポストの三つの機能を一体化したユニークな製品であった。
リンク：日本自動販売協会、サン・ベンディング東北、コトバンク
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