作業服や安全靴、事務服、白衣の通信販売などを手がける埼玉県川口市の「まいど屋」株式会社が2007年(平成19年)に制定。
日付は「さ(3)ぎょうふ(2)く(9)」(作業服)と読む語呂合わせから。
ものづくり大国の日本では多くの労働者が第二次産業に従事している。記念日には、日本の屋台骨を支えている作業服姿の人々に感謝し、新年度の4月1日から新しい作業服でさらに頑張ってもらいたいとの願いが込められている。記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
作業服は、様々な作業・労働をする際に着用する衣服全般を指し、作業着・作業衣とも呼ばれる。速乾性や防寒性のほか、静電気の発生を抑制する制電性など特殊な機能を持つものもある。
両胸にポケットが付いた襟付きのジャケットやシャツ、膝上の左右に大きなポケットが付いたカーゴパンツ、上着とズボンが繋がっている「つなぎ」などがある。また、電動ファンを内臓した空調服は、夏場の衣服内環境を改善することを目的として開発され、炎天下の作業でも涼しく、熱中症対策などに使用されている。
アメリカのカーハートやディッキーズは、ワークウェアブランドとも呼ばれる。ジーンズ(デニム)のルーツも、ワークパンツとしてのものだった。
日本では、洋服の導入の影響で、大正時代頃から作業服も洋風化していったと言われる。すでに江戸時代には火消や鳶職などの職人は、作業服として洋服に近く動きやすい股引(ももひき)を使用していた。